made in 自分 だけじゃ生きられねえ

人生で初めて虫歯ができた。

最初に気づいたのは二週間位前で、

てっきり、奥歯にひじきかなんかがくっついているのかと思って、歯ブラシやら手やら、最後には楊枝を使ってゴリゴリやったが、まったくとれる気配がない。

そこまできてやっと、これはひじきではないのかもしれない、もしや虫歯……!と、気づき静かにパニックに陥る。

それから二週間、精神的忙しさ、を理由に引き伸ばし続けた歯医者に本日行ってまいりまんた。

……もうこの話題に飽きつつあるので箇条書き。

・12:00前

・どこも今日の診療は無理と言われる

・イライラしておかしくなりそうになる

・近所の病院に電話

・空きを確認次第折り返しもらえる

・どうせ今日診てくれないんだろ?と、イライラ

・折り返しくる

・14:30オッケー

・やったー

・目白に家族で洋食食べに行く

・ミックスフライ定食

・美味しいけど、初めて食べたときの感動はない(なぜ?

・車で病院まで送ってもらう

・玄関の作りがやばい

・貼り紙が多すぎて引く

・予約時間から40分くらい待つ

・呼ばれる

・怯える

・虫歯削る、プラスチック詰める

・激幼児対応(ex.いたくないですよお)されて少し困るけどありがてえ

・来週もくるよう言われる

・帰宅

生まれてはじめて、made in 自分、ではない異物を体内にくみこまれて歩いてる気がする。

もちろんくちから食べているものや、飲んでいるもの、顔に塗りたくっているものも、©私 ではない異物なので、異物を取り入れて生きてるっていう意味ではなにも変わらないんだけど……。

外で、救急車の音が止まらず響いていることに今気づいた。

私はいろんな悲劇に対して他人事だ。

自分はそこに組み込まれていないと思っている。

私がこの世界で生まれたたくさんの養分を気づかぬうちに吸収して生きているように、

私だってこの世界に組み込まれたピースだということを忘れてしまう。

私の上にも平等に災厄はふってくる。私には悲劇の一員になる可能性がある。

あの救急車の音や、海の向こうの爆発は、きっと私に関係のないことではない。

ちっちゃすぎる悲劇だけど、

虫歯なんて、私には一生縁のないものだと優越感を持った他人事で生きていたら、このザマだしね〜

お医者さんに「虫歯菌との闘いはこれで終わりではありません……」とか言われたとき震えたわ。

そういう少年漫画の主人公が背負った宿命、みたいなの私は求めてないわ。。。

to be continued……