もちたろさーん

相手にやきもちを焼かせるために予定を入れ始めたら終わりだと思う。

そんなのは品がない。
それでも私はそんなの、をする。品がないから。



試着室で思い出したら本気の恋だとルミネが言うが、私は試着室で誰かのことを思い出したことがあっただろうか?
わりとない。

服の価値と自分の価値のマッチングをチェックするのに必死で、誰かのことを思い出す暇がない。強いて言えば「お母さんならなんていうかなーー?」くらいだ。
まあ、確かに本気の恋だ、な!


最近はなんか餅屋かってくらいにやきもちをやいていて、
カビゴンかっていうくらいに、重くのしかかっていて、
泣き虫ハッチかよ、ってくらいにメソメソしてて。まじでめんどくせえ女の典型みたいなことを口にしている。

「会いたい」
「構って欲しい」
「かわいいと言え」

恐ろしい。
これが重くなくてなにが重かろう。

それでいてフーセンみたいに軽い面もあって、ああ私は女だなあと思う。


へけっ